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開発プロセスを振り返る3

ソフトウェアやハードウェアの開発プロセスを外部から見ると、改善できる点が見つかります。このワークショップではワインバーグが書籍で紹介している演習をベースにして、自分の活動を振り返り、非効率なところに気づけることを目指します。


SWEST11では、以下のような順序で課題をおこないました。多少長引くとは思っていたのですが、実際は6時間弱もかかってしまったのが反省点です。

オープニング ━━━━

今回は書記の方をいれて13人が参加しました。参加者に机を動かしてもらって3つの島を作りました。

また、記録と議論のためのノートとペンを、チームに1冊ずつ配布しました。

ブラックボックス ━━━━

ブラックボックス演習のハードウェアの作り方は、SWEST9で使用したブラックボックス端末で見ることができます。

まず、前回と同様のブラックボックス演習をおこないました。最初に簡単な問題をおこなったのは前回と同じですが、今回は2回目に制御変数を取り入れてみました。

問題のパラメータは前回とは異なっていますが、SWEST9のブラックボックスむず2でweb上で体験することができます。

制御変数の問題は非常に時間がかかりました。途中で各チームに今までにわかったことを発表してもらい、「このあとの進め方で、最悪のやり方を考えてから、再開してください」というヒントを出しました。

最終的に、1チームは正解、1チームは正解だが改善可能、1チームは回答が得られませんでした。

ピタゴラスイッチ ━━━━

与えられた部品を使って装置を作り、これをドキュメントにして、他のチームに再現してもらうという演習です。ドキュメントには絵を入れてはならないという制約があります。

使用した部品などの詳細については、ピタゴラスイッチをご覧ください。

まず最初に部品を配布し、講師が簡単な装置を作ってデモします。今回は、以下のようなものを作りました。

  • 鉛筆2本を目玉クリップAではさんで作った坂に、ビー玉Bを置くと、ビー球Bは重力で坂を転がる
  • ビー玉Bは木片Cの狭い面に当たり、当たった面の反対の面に取り付けられた目玉クリップDが、次の木片Eの上部を押し、倒す
    • これをうまくおこなうには、木片Cを立て、下にキャップもしくは鉛筆を置くと、キャップが転がるため摩擦が減ってよい
  • ドミノ倒しの要領で配置された木片E、F、G、H、I、Jが、順に倒れる
    • これをうまくおこなうには、木片IとJは、比較的近接して配置するとよい
  • 木片Jが倒れると、以下の起き上がりこぼしのロックが外れて、旗が起き、動作は終了する
  • 起き上がりこぼしは、以下の部品からなる
    • ロック: 目玉クリップK
    • 土台: 目玉クリップL、M
    • おもり: 消しゴムN、O
    • 棒: 鉛筆P
    • 旗: キャップQ
  • 目玉クリップLとMに、消しゴムNとOがはさまれている
    • 目玉クリップの目玉部を、起き上がりこぼしの脚とする
    • 2つ並べて使うことで、2脚にして安定させる
    • 消しゴムNは目玉クリップLとMの両方にはさみ、消しゴムOはLだけにはさむとよい
  • 目玉クリップLの目玉部に、鉛筆Pが差し込まれている
    • 目玉クリップLの両方の穴に通すと角度がうまくないため、片方の穴にだけ差し込むとよい
  • 鉛筆Pの先にキャップQを差し込む
  • 目玉クリップKを木片Jの脇に取り付け、その目玉部にキャップQが入るようにする
    • 目玉クリップKの高さは、木片Jが倒れたときに起き上がりこぼしが作動するように調整する
  • 消しゴムRを、消しゴムN・Oが倒れる先に置き、衝撃をやわらげるとよい

サンプルの写真 (拡大)

デモは一瞬で終わるので、各チームに試作に入ってもらいます。

いくつかアイディアが出始めたところで、「これを納期があるプロジェクトだと考えて、あと30分で設計をおこない、そのあと15分でドキュメントを書いてください」と説明しました。30分たったところでノートとクリップボードを配りました。

1チームが5分ほど余分にかかったのですが、できたドキュメントをクリップボードにはさんで提出してもらい、装置をいったん分解して箱に戻してもらいました。ドキュメントを簡単に確認し、図が入っていないことをチェックしました。

次に、ドキュメントを別のチームに渡し、装置を再現してもらいました。

しばらくして、解読不能になったチームが出たので、「質問がある場合は、紙に書いてもらえば、作ったチームに渡します」と説明しました。

最終的に2時間以上かかって、全部のチームが完成しましたので、各チームに作ったものを披露してもらうことにしました。前で組み立てている間、ドキュメントを読み上げます。動作させたあと、作ったチームに「自分が作ったものと同じか」を聞き、違う点があれば修正してもらいました。

参加者の疲労が大きそうに見えたので、細かい議論は見送りました。

クロージング ━━━━

全員に感想などを発表してもらい、机の配置を元に戻して、終了しました。

気づいた点など ━━━━

時間の読みが甘く、深く議論できなかった点が心残りでしたが、参加者ごとにいろいろな感想があったので少し安心しました。今後に生かしたいと思います。


 
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